個人的に1番の名場面は、「死の秘宝」でのスネイプ先生の回想シーン

ダンブルドア先生とスネイプ先生が向かい合い、ダンブルドア先生がスネイプ先生に計画を話し、いざというときは殺してくれと頼みます。スネイプは、残酷だと嘆きます。

ダンブルドアはスネイプに「こんなに月日が過ぎ去ろうとも?」と尋ねます。

リリーが亡くなってからですら、ハリーももう6年生となっているので、かなりの年月が経っています。

リリーはジェームズと結婚。

ダンブルドア先生は、「まだリリーが心から離れないのか」と尋ねます。

もうこんな計画に付き合うのは、ハリーを守ってやるのは、嫌でないのか。

もうリリーへの愛だって消えて、十分すぎるほど償いだってしているのではないのか。

そんなダンブルドアのスネイプへの愛も感じます。
対して、スネイプは「永遠に」と呟く。

守護霊はその人を表すもの、ジェームズと同じ牡鹿、ダンブルドア先生は不死鳥。

それはずっと変わりません。
スネイプの凄まじいまでの愛の強さに涙腺崩壊。

この場面を見て、涙が止まりませんでした。

なんと強烈で、まっすぐで、不器用で、どうしようもないほどの純粋な愛なんだろうと。

「永遠に」だけで、伝わってくる量がものすごくて、これがスネイプ先生の全てを形作っているようにも感じました。

全てはリリーへの抑えきれない愛。

彼女のために危険を冒してヴォルデモートとの二重スパイをし、ダンブルドア先生を殺す役まで引き受けるのです。

スネイプ先生は全てを彼女のために費やしたのです。

こんなに複雑で、全てに愛をささげたスネイプ役リックマンがまた素晴らしい!
原作小説の作者、J.K.ローリングさんも絶賛するほどのようです。

特に「永遠に」と言うシーンの時の表情は最高でした。

彼以上にセブルス・スネイプを演じることができる人はいないと思います。

ここまで、「セブルス・スネイプ」の魅力についてばかり書いてしまいましたが、他のキャラクターたちもすごく魅力的です。

そして、ストーリーもものすごく緻密で、精巧にできており、7作、映画では8本分になるにも関わらず、全てが密接に絡み合っているのです。

この映画は本当にすごい。そして、面白い。

そして、今度「ハリーポッター」を見るときには、ぜひ「セブルス・スネイプ」に注目して、彼の魅力を味わってほしいです。

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「レザボア・ドッグス」の感想

この映画はクエンティン・タランティーノ監督の初期作品でもあり、世にタランティーノ此処にありと知らしめた作品でもあります。

冒頭シーンはカフェの円卓に座る8人の男の会話から始まります。

エボット親子とお互いを色で呼び合う黒服の男6人(mr.ホワイト,mr.オレンジ,mr.ブロンド,mr.ピンク,mr.ブルー,mr.ブラウン)が登場します。

ダイヤモンド強盗を計画し実行に移す前のこのシーンですが、この段階では何が始まるのか全くわかりません。

なぜならこの会話で犯行の計画については全く話さないからです。

その話題は何かというとマドンナの名曲「ライカヴァージン」についてです。

マドンナをよく知っている方ならすぐにピンとくるかもしれませんが知らない人からすると何の話をしてるの、となるに違いありません。

中身はというと「ライカヴァージン」は毎日ヤりまくってる女がみたこともないような巨根をぶち込まれた体験を歌ってる曲だ、と言った最低に馬鹿げた内容です。

それを熱弁するのはmr.ブラウン役として登場する本作品の監督でもあるタランティーノです。

タランティーノのファンの私からするとこのシーンがたまらなく好きで、冒頭から既に引き込まれます。

その会話が終着しひと段落を終えてカフェを出ようとする8人、会計時にウェイトレスに対して1人1ドルずつチップを払うというこの場面でまた一悶着あります。

7人はチップを払うのに対しmr.ピンク1人だけが俺はチップは払わないとごねます。

その言い分はチップを払うのが当たり前というのが普通というのなら何故マクドナルドではチップを払わないのかといった理屈で拒みます。

それに対して周りがいいから払えと言い、結局ジョーに払えと言われやむなく払うというこのシーン。

このダラダラ感にすでに苛立ちを覚える方もいるかもしれませんが、実は私はこの冒頭シーンがこの映画の中で1番好きで何度見ても笑ってしまいます。

このシーンは約10分続きます。

ここからどんな展開が繰り広げられるのかと期待を膨らませるのですが、特に展開はありません。

というかこの映画、ダイヤモンド強盗を計画し実行する8人の話なのですが実際の強盗シーンは全くないのです。

しかも登場人物はこの8人以外に出てきません。

なんなら死んでしまった設定にされて冒頭シーンにしか出てこないキャラもいます。

このダラダラと長い冒頭シーンが終わり次のシーンではいきなり、腹を撃たれ血だらけのmr.オレンジが車の後部座席に横たわり喚き散らしていて、その車を運転しながら必死に慰めるmr.ホワイトを見せられます。

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「バトルロワイヤル」感想

メインキャラのほかにも個性あふれるサブが多数おり、琴弾もその中の一人。

メインキャラには正義感溢れる主人公七原秋也、ヒロインの中川典子、転校生で威圧感のある、川田章悟、革命家の息子でゲームからの脱出を試みる三村信史、女の色香で男を惑わせる魔性の女生徒相馬光子、マシンガンでクラスメイトを殺しまくる冷徹人間桐山和雄などがいます。

この作品の唯一の欠点を上げるとするならば、現実離れしたキャラクターがいることで、普通の中学生が殺し合うというコンセプトから少しだけ外れてしまっている点です。

革命家の息子、謎の多い転校生、冷徹無比な殺人マシーンなどはとても興味をそそられる存在ですが、どう考えても普通の中学校のクラスにはそんな奴はいませんので、お話としては面白い存在ですが、リアリティに欠けてしまっているのが難点です。

このお話の結末としては七原、中川、川田の3人がゲームを脱出し、他のキャラクターは全員死んでしまいます。

脱出した川田も結局はゲームでの傷が原因で命を落としてしまい、結局生き残るのは主人公とヒロインの二人だけとなります。

この生き残るのも主人公とヒロインなので予定調和でつまらない。

このお話は誰が生き残るのか?という先の読めないハラハラな展開が好まれていますので、注文を付けるとすれば、特別な主人公は存在しなく、本当に誰が生き残るのかわからないような展開にすればもっと面白かったんじゃないかと思います。

七原やヒロインの中川がキレイなキャラのままというのも、難点。

この2人は川田に守られ、ゲームから脱出し、助かるかもいう希望を最後まで持ち続けているため、殺し合いにも参加せず、話から置き去りです。

終わりは七原と中川で命をかけるバトロワという感じでまたよかったんじゃないかなと思います。

バトロワの設定は本当におもしろいと思うので、この手の作品が今後もどんどん溢れてくれたらいいのにと思います。

今の時代ではデスゲーム系のお話はたくさんありますが、この時代にはそういうお話はほとんどありませんでしたので、バトルロワイヤルはデスゲームのさきがけのような存在です。

やはりクラスメイトで殺し合いをするという内容はとても過激でしたので、当時の学生にはとても受けがよかったです。

しかし、PTAを始めとした当時の大人たちはこの作品を問題視し、学生の閲覧が制限されていました。

禁止されていたからこそ、当時の学生はこの作品のはまり、バトロワというジャンルが確立し、学生同士で殺し合いをするという二次創作の小説がネット上に横行し、私もそのジャンルの二次創作小説を読み漁っていました。

良くも悪くもこのバトルロワイヤルという作品は私の青春の1ページでした。

クラスメイトで殺しあったらどうなるかと考えていた学生の私も大人となり、今でもクラスメイトで殺し合いをやったらどうなるか?を考えています。

人は歳をとっても中身は変わらないのだなとひしひしと実感しています。

現代の日本ではバトロワのようなことが行われるのはまずありえませんが、世界のどこかではこれと似たような悲惨な出来事がたくさんあるのだろうなと、思いを馳せました。

現実世界ではこのような悲惨なことが起きないようにするためにはどうするべきか?を思案するにはいい作品だと思います。

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