「レザボア・ドッグス」の感想

この映画はクエンティン・タランティーノ監督の初期作品でもあり、世にタランティーノ此処にありと知らしめた作品でもあります。

冒頭シーンはカフェの円卓に座る8人の男の会話から始まります。

エボット親子とお互いを色で呼び合う黒服の男6人(mr.ホワイト,mr.オレンジ,mr.ブロンド,mr.ピンク,mr.ブルー,mr.ブラウン)が登場します。

ダイヤモンド強盗を計画し実行に移す前のこのシーンですが、この段階では何が始まるのか全くわかりません。

なぜならこの会話で犯行の計画については全く話さないからです。

その話題は何かというとマドンナの名曲「ライカヴァージン」についてです。

マドンナをよく知っている方ならすぐにピンとくるかもしれませんが知らない人からすると何の話をしてるの、となるに違いありません。

中身はというと「ライカヴァージン」は毎日ヤりまくってる女がみたこともないような巨根をぶち込まれた体験を歌ってる曲だ、と言った最低に馬鹿げた内容です。

それを熱弁するのはmr.ブラウン役として登場する本作品の監督でもあるタランティーノです。

タランティーノのファンの私からするとこのシーンがたまらなく好きで、冒頭から既に引き込まれます。

その会話が終着しひと段落を終えてカフェを出ようとする8人、会計時にウェイトレスに対して1人1ドルずつチップを払うというこの場面でまた一悶着あります。

7人はチップを払うのに対しmr.ピンク1人だけが俺はチップは払わないとごねます。

その言い分はチップを払うのが当たり前というのが普通というのなら何故マクドナルドではチップを払わないのかといった理屈で拒みます。

それに対して周りがいいから払えと言い、結局ジョーに払えと言われやむなく払うというこのシーン。

このダラダラ感にすでに苛立ちを覚える方もいるかもしれませんが、実は私はこの冒頭シーンがこの映画の中で1番好きで何度見ても笑ってしまいます。

このシーンは約10分続きます。

ここからどんな展開が繰り広げられるのかと期待を膨らませるのですが、特に展開はありません。

というかこの映画、ダイヤモンド強盗を計画し実行する8人の話なのですが実際の強盗シーンは全くないのです。

しかも登場人物はこの8人以外に出てきません。

なんなら死んでしまった設定にされて冒頭シーンにしか出てこないキャラもいます。

このダラダラと長い冒頭シーンが終わり次のシーンではいきなり、腹を撃たれ血だらけのmr.オレンジが車の後部座席に横たわり喚き散らしていて、その車を運転しながら必死に慰めるmr.ホワイトを見せられます。

カテゴリー: TV

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。