「初恋ロスタイム」が好き過ぎる♪

時音も、自身が描いた孝司の絵に彼への熱い気持ちが表れているんですよね。

それを抑えなければと考えていたんだとしたら悲しすぎます。

こうなったらもう、どうにか良い方向へ行きますようにと願わずにはいられません。

決まりとかいろいろあるのは分かるけど、何とかそれを突破できる方法が見つかってほしいと。

とにかく時間がないわけで、急ぐ必要がある中、どう解決に向かうのだろうと気が気ではない状況に緊迫感があります。

時音も前向きになり、ふたりが幸せを掴むのも夢ではなくなりそうでドキドキとワクワクが押し寄せます。

まさに幸せへ一歩を歩みだそうとしているふたりに、良かったねと声をかけたい。

しかしですよ、やはりというか終盤に近付き、悲しい結果となりそうな予感が。

希望が見えてこれからなのに、もはやここまでなのかと胸がふさがれる思いになって。

時音の、孝司にあてた手紙には彼女の今まで表すことができなかったであろう本当の気持ちが溢れていて涙です。

そうだよ、本当にその通りになってほしい、きっとなれると信じたいのに。

彼女の願いが叶うのはもう無理なのか、諦めてばかりだった孝司が変わりかけているのに、これで終わりじゃないよね、と気持ちが様々に揺れました。

だけど、もう間に合わない、手立てがないのではと諦めかけるも、まだ望みを捨てたくなくて。

次の場面では一転、そんな素晴らしいことが現実になったんだと、喜びと安堵でいっぱいになってまた涙。

ふたりの愛が本物だから神様が救ったんだね、と思いたくなるんですよね。

本当にすごいことで、心から良かったと言いたい。
浅見の尽力に驚きながら大拍手です。

あの状況を覆すことは相当大変だっただろうし、気持ちはあってもなかなかできることではないですよ。

孝司たちの気持ちが誰よりも分かるからこそ、できたことだろうだけど、人格的にも本当に素晴らしく頼れる人。

浅見は非常につらい状況だけれども、孝司たちに救われた面があるのかも。

悲しい現実を受け止めるのは苦しいですが、そこには揺るぎない愛があるんだと思え、浅見夫婦が互いに気持ちを合わせたことに心打たれました。

孝司たちは何もかもうまくいって、もう何もかも大丈夫、とは言い切れないのかも。

それほど遠くない将来に、浅見たち夫婦と同じ事態になることも見据えての覚悟が必要でしょう。

これからも、様々な困難やつらい選択があるのだろうなと思います。

それでも力を合わせて乗り越え、孝司と時音が、一緒の人生を精一杯楽しく、いつまでも仲良く過ごし続けてほしいです。

最後、時音の笑顔がひときわ輝いていました。

孝司も、自分の歩く道をしっかりと決められたのがGood(#^^#)

ふたりの将来が楽しみになるような終わり方が良かったです。

出会うべくして出会ったような孝司たちを応援し、ふたりの歩みをこれからも見続けていきたくなるようなラストでした。

ひとつの出会いが、こんなにも人生を素敵に変えていけることに静かな感動があります。

真の愛情を貫くことの難しさや素晴らしさを考えさせられる映画です。

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映画「初恋ロスタイム」の感想

不可思議な現象を共有する予備校生・孝司と女子高生・時音の愛と成長の物語です。

始めは、ちょっともどかしさもありながら、爽やかさ溢れるふたりの微笑ましい恋物語に見えました。

恋の始まりの、幾ばくかの戸惑いとほんわかとした気持ちが表れて、今後を見守りたくなります。

時音がかわいらしく明るくて、元気いっぱい、とても魅力的です。

でもどこかミステリアスで、何か抱えているようなのが気になったんですよね。

これはなぜ?

どういうことなのかと、どんどん怪しげな空気になるも、何が隠れてるか想像もできませんでした。

孝司と心を寄せ合って、幸せな時を重ねていくのかなと思いきや、時音の真実が分かって、驚きと一気に不安な流れに。

まさか、あの屈託のない笑顔の裏にこんな大変なことがあったなんて。
長い間、どんなにか我慢と苦しみを重ねてきたのだろうと。

本来なら、楽しい青春を謳歌しているはずだったかもしれないのに。

どんな気持ちで孝司と会っていたんだろうと考えて胸がざわめきました。

ふたりの経験した不思議な時間には一体どんな意味があるのか、時音の運命はどうなってしまうのかと、ハラハラする展開になっていくんですよね。

ファンタジー要素だけではなく、重い現実が急に顔を出し、戸惑いとともに最後まで見逃せないと引き込まれます。

孝司は優しくて料理好き、勇気と聡明さも併せ持つ場面も描かれ、素敵なところが色々ある反面、何ごとも諦めがちになっています。

そのような性格になったのは、小学生の時の悲しい出来事が発端で、今も心の傷が癒えずにいるんだなとつらくなりました。

父親がやけに厳しく、息子に寄り添うなどの愛情が感じられないのも寂しくて。

本当は愛がなかったわけではなく、父として息子の気持ちを汲む温かみを感じさせる場面が後に描かれ、ホッとする。

父も悲しみの中で、息子への本心が素直に表せないことに悩んでいたのでは??

孝司の、父に対する誤解が解けた場面は、それで悲しみが消えたわけではないだろうけど受け止めることができて、孝司の中で何かがひと段落つきそうだと感じました。

孝司が時音との出会いにより、変わっていく流れに見どころがあります。

時音のため、重大な決断をする孝司が意外にも骨太で、感心してしまうのですが、複雑な気持ちにもなります。

もちろん、時音とともに幸せになってもらいたいし、そうなるべきとも思うけれど、孝司自身はホントにやや不安。

父に対し、落ち着きを持って自分の決断を話す姿は頼もしく、もしかしたら奇跡が起きるのではと期待が膨らみます。

決して一時の感情に任せてのことではなく、時音の存在が孝司にとって本当にかけがえのないものになっていたんだと胸を突かれました。

その決断によって生じるかもしれないリスクもしっかりと理解し、受け止めている姿はすがすがしいものがあります。

もちろん、あの若さで簡単なことではないのに、時音に対する強く深い愛情がひしひしと伝わりました。

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